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サンタという神話

2013年12月26日

僕が小さかった頃、
周りの多くがサンタさんにプレゼントをもらったと
自慢げに話していて、羨ましく感じていた。

両親にそのことを言うと、
「サンタなんている訳ないじゃない」
「ウチはキリスト教じゃないのよ」
と取り付く島もなかった。

そもそもウチは熱心な仏教徒であったわけでもない。

あの頃はまだクリスマスに対して、
ここまで一色になっていなかったし、
「この日」をどう過ごすか?という、
良くも悪くも考えなくてはいけない日になってはいなかったはず。

時は経ち、
僕もオッサンになった。

30年以上というときの流れは、一時でありながらも、
人々の習慣を一変させるには十分なのかもしれない。

そして、クリスマスは当たり前の日になった。
街は煌びやかに装飾され、
新しいクリスマスソングがヒットしないためか、
「いつもの」がはばを利かせて何度も何度も耳を通過する日になった。
(どうにかならないか?w)

ナルホド
三歳の娘を持つオヤジとして、腑に落ちたことがある。

キリスト生誕祭という意味では、
確かにキリスト教信徒ではないので、
「おめでとう!」くらいの感情しか未だにわかない。

ただ、サンタクロース。
このサンタの持つ意味が子供を持って初めて身に染みた。

サンタは神話だった。

リアルとファンタジーの間。
幼子にとってその区別は定かでない。

大人はしきりにその間を取り払い、
リアルを示そうとする。
「これはテーブルよ。これは空よ」と。

ところが一直線にリアルをがなり立てると、
その子の人生や、感情、想像力などに
大きく左右してしまう気がしてならない。
(ここからは僕の推測です)

だからリアル側に視点が行くのは自然なカタチがいい。
そっと、その子がいろんな人に聞いて、
そうなんだ!と納得するまで・・・

サンタはその役を買って出ている。

童話の世界や絵本の世界。
幼子が浸る、ファンタジー。

サンタクロースはファンタジーの住人だけれども、
プレゼントをするということで、
この日だけ、リアルを見せてくれる。

ファンタジーはリアルにあるんだよ。と。

イオリ(娘)は昨日、サンタさんのプレゼントに
家のどこから入ってきたのか、
色々と考えていた。

イオリがいつか気づくまで、サンタさんはその間に存在する。
ファンタジーという、
ワクワクする、あるいはこわーい世界がリアルと並行してあるんだと。

そして、少し大人になったとき、
いろんな経験して見て、知って、
ああ、サンタさんはやっぱりファンタジーだったんだ!
と気づいたとき、
幼子から子供に変化するんだと。

儀式なんだ。
ファンタジーがなくなるわけではない。
ただ、リアルの奥底にそっとしまって、
いつでもその扉を開けられる準備をするという…

神話はヒトの成長を後押しする。

その意味ではサンタは神話だ。

クリスマスは幼子にとってとても重要な日。

それを僕は近年感じている。

だからイオリがその存在を確信するまでは、
サンタは必ずやってくる。

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