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神話から統計へ~

2013年10月14日

半年くらい前に読んだ本。

9784479793632.jpg
「自分を変える教室」
ケリー・マクゴニガル著

意志力を発揮するには自分をどのようにコントロールすればいいか、
最新の心理学、脳神経学をもとに実践法を章ごとに分けている。
順序を経て読みすすめ、行動すれば、意志力が身に付くというもの。

オモシロいです。

ただ、最近の心理学って統計が主なんだな~と、
ある種のつまらなさを感じた。

~こういう傾向がある
って考え方、あるいは行動をデータ化して、
数字の多いものをヒトの心理として採用する。

これ、経済学も同じ方向だなと。

人の消費行動を統計取って確率的に予測するというもの。
マーケティングにはきっと欠かせないだろう。

そういう意味では、心を数値化することが、
より一層進化していくということか。

一瞬を争う株の売買でも、
ヒトの心理状況をアルゴリズムで解析して、
さらにその先をコンピューターに診断させて売買するのだろうか…

膨大なデータだ。
膨大なカネがかかる。
本来の目的って何だ?なんてね。

心理と経済学って切っても切れないし、
どんどん共進化していくことだろう。

でも、「不確実性」というものが経済、心理には
常に存在するというのも真実だ。

一瞬先は予測できず、何が起こるか分からないのだ。
(例えば地震とか天災は予測できない)

そう、統計はあくまでも過去のこと。
過去のことは未来には完全に当てはまらない。

そうか、経済はここで違う切り口がある。
ヘッジ、つまり保険を掛けることができるか。
不確実性のあるものに保険をかけてリスクを分散させることができる。
CDSとかね。
でもこれすらリスクになってしまうのもオモシロい。
(リーマンショックがいい例だね)
ヒトは強欲だからかな。

これは余談。

心理学と統計の話だ。

何でつまらないかというと、ファンタジーがないから。
科学は徹底的にファンタジーを排除するからかもしれないけれど、
僕が学んできた心理学は(古いのかもしれない)
多分にファンタジーを含んでいた。

ユング

yung.jpg
渋い表紙だね~
でも、この本、芸術的!内容、素晴らしい。

ヒトの心理には無意識という領域があり、
その無意識は自分だけにとどまらず、
人類に共通する普遍的な作用が先天的にあると言っている。

これを集合的無意識という。

例えば世界の神話の要素をふるいにかけてみると、
残った原石は、どれも共通点があって、
その原石は誰しもの無意識の奥底でしっかりと輝いているというもの。
この作用にも思考が影響されますよと。

これは一例にすぎないけれど、
示しているのは、生きているというだけで、
その旅路は神話を基底に歩んでいるということだ。

たまらないね。

これも、神話の統計かもしれないけれど、
生きるということは、神話を内包している。

僕はユングをベースに発展した、
アーノルド・ミンデル
ジョセフ・キャンベルが好きだ。

ファンタジーなんだよ。

統計で出た思考様式や行動だけでなく、
こんなファンタジーな世界も元来は備わっている。
って、スピリチュアルな要素を含んでいるので、
現代にあてはめにくいのかもしれないけれど、
ただ、左脳で情報を理解していくのも芸がないなと感じたのでした。

希望と夢を抱いて生きていきたいね。
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