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身体の美しき設計

2013年09月13日

最近読んだ本をもとに僕の考えも入れ込みながらマトメ。


生物がどのように現在のカタチになり、
人間がどのようにチンパンジーと分かれて今に至るのか?

身体の謎に挑むと歴史をたどりたくなる。

地球誕生から生命誕生、そして現在まで、
35億年という果てしない時を僕らは内包している。

遺伝・DNA
身体設計
記憶(集合的無意識、神話)

そう、現存する生命全ては宇宙の歴史が育んできた。

素晴らしい学者さんたちの功績で、
多くのことが分かってきた。

知的好奇心が生命の歴史に向かうのは、
人間本来の欲求のもっとも純真なところ。

ちなみに一番わかっていないのは意識の進化らしい。
簡単に言おう。
動物はエサを与えられて嬉しくなり尻尾を振る感情はあるけれど、
「これはどうやって作ったのかな?」
「今度はもっと美味しくつくろう」などと、
それについてどう感じたのか、想うのかは、人間独自のもの。

精神活動もあるね。
「この石って、何万年もここにいるのだろうか?」
「命ってどこから来たのだろうか?」

・・・

だからこそ悩みというオマケもついてくる。

それも人間だなぁ。

まあ、何ゆえに物質から意識なんてものが発信されるのか、
興味は尽きない。
(どなたかいい本がありましたら教えてくださいね!)

さて、その中でも
身体がなぜ、今このようなカタチになったのかを探る旅も、
バックパック背負って言葉の通じない場所に行くのと同じくらい、
ワクワクドキドキ感を与えてくれる。

二足歩行から現在まで。

木の上での生活を捨て、平野に降り立ったのはどんな目的があったのか?
さまざまな推論があるなかで確かな言説はない。
(気候が変わり木がなくなった説もあるが、
それならば木のあるところに移動すればよい。実際チンパンジーはそうだし)

あるいはなぜ二足歩行になったのか?も明確ではない。
ダーウィンは手を自由に使えるようにしたかったためにと推理したけれど、
実はそれだけではないらしく、
ある説では女性に多く食料を運べたものがオスとしての価値があがり、
それによって進化しただとか、
残された遺跡、化石、地層などを観察して
「こうなんじゃないか?」とイマジネーションを膨らませる・・・

たまらないね。

とにかく立った。

視線の位置が格段と上方へ行き、
遠くを見渡せるようになっただろうし、
移動が楽になっただろう。

ただ、安定感は失った。

進化は、その時、その状況において、
その種が生き延びるための最善において設計される。

ヒトは安定を失い、立つことを生き延びる最善として選んだ。

何ゆえに?
は置いといて、

ここでは、立つことで身体をどう進化させたか見てみよう。

立つ

何よりも骨盤を90度以上反転させたことが大きい。
それまで、チンパンジーを見て分かるように、
四足動物は首~骨盤まで「C」の字を書くように設計されている。
牛や馬も大きなくくりで「C」だ。

ところが人間は「C」の下の方の骨盤をグイッと立てることで、
立つことに成功した。

この、骨盤を立てる行為、これこそが人間にしかない、
立つことを可能にした美しき設計なのだ!!!

ああ、書いているだけでもワクワクする。

骨盤からたどっていこう。

「C」だったラインの下の方がグイッと立ったおかげで、
「I」になったと思いきや、
実際は「S」になった。ゆるい「S」。

「I」は頭という重い荷物を載せるには、
あまりにも腰にダイレクトにその荷重がのしかかる。
むりくり骨盤を立ててみたものの、それではすぐに腰痛が起こる。
(今でも設計的には腰痛をうみやすいですが)
それで「S」にすることで頭の重みを前後に分散させるようにしたんですね。

だから「I」の人は腰や首に負担がかかりやすいのは言うまでもありません。

この「S」字曲線が骨盤を立てるために、有機的に協調した設計だったのです。

骨盤周りをもう少し冒険しよう。

立つためには重力という力にも対峙しなければならない。
これも、そうとうなストレスに違いない。
一番厄介だったのが内臓。
立てば重力で前にだらりと垂れさがる。
内臓が前にたれたら、
今度はバランスを取るために腰を後ろに反らせるようになる。

ハイ、腰痛!
これでは立つと苦痛が生まれるだけなので、
骨盤の受け皿を大きくして、内臓周りのインナーマッスルを進化させた。
骨盤底筋、腹横筋(以前書いたので読んでください。こちら

これらがしっかりと働いていることで
内臓のポジションが重力に抗することになるのです。

↑コレ重要。
身体のつかい方、姿勢において、抜きには語れない。

「C」ポジションにおいては骨盤に対して脚はお腹側に曲げていればいい。
ところが骨盤を立てるとなると脚を背中側(あるいは地面と垂直)に伸ばせないと、
立てないし、歩くときに地面を蹴って進むことができない。

すなわち、股関節の可動域を伸展(後ろに広げる)し、
臀筋(おしりの筋肉)と
ハムストリング(モモの後ろの筋肉)を強靭にした。

骨盤周りだけでトンデモない有機的な進化をしている・・・

この後は次回書きますね。

以下参考にしました。いい本です。

03358.jpg

37.jpg

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