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キノコ狩りだけにトリップさせてくれる。来年はどうなることやら、、、

2015年10月08日

ああ、またか。

僕は生きているだけでネタを作る、
ネタ製造機と化している。

今に始まったことではないから、
これは天から与えられたものだと理解している。

もっと言えば、気づき、
そう、自分と大宇宙の波動がピタリと行くところの、
全体性を明らかにする暗号なんだ。
いずれ証明する。

これだけのことが軽く起こるんだから、
まあ、違いない。

キノコ狩りのはなし。

さすがキノコにまつわる話。
常識から逸脱する。
あの時は無我夢中で時の前後など考えもしなかったけれど、
今思えば、なんであんなことが起きたのか、
アウトだったらかかわった人の命すら危険だったのに、
セーフだったから強烈なネタになる。

まずは、去年のファーストアタックを読んでくだされ。
こちら

先日、今年初めてのアタックだった。
もちろん松茸狙い。

地元の仲間と知り合い、
意気投合して、山に入ることになった。

心強い。
去年は全くあてもなく、ただ一人、崖のようなところを登ったり、
クマが出そうなところを恐る恐る入ったり、
リスクがまさり、採れたキノコとのつり合いが悪かった。

今回は地元の山を知っている人と一緒。
安堵感が違う。

お互い時間がとれず、夕方にアタックすることに。
うっすら暗みがかかっていたけれど、
よく知っている山だから暗くなっても大丈夫、
ということで車で林道を奥深く入り、さらに山を登った。

途中、ぬかるみがあった。
「あれ?」
という一言で、この物語のゴングが鳴った。

タイヤが空転しながらも、ようやく前に出れた。
これはまずいと、先行くことをあきらめて手前で車を止めることにした。
山深い林道なので、前方にはUターンができるところがない。
バックで勢いつけてその10メートルほどあろうぬかるみを脱出しようとした。

山の中腹にある道。
左手は崖。右手は山。

バックで勢いつけたものの、ぬかるみは思ったよりも滑り、
タイヤが空転すればするほど、崖のほうにズルズル落ちていく。
あああ!
車の崖側の前後のタイヤが道から外れ落ちてしまった。

やばい。

丸太を持ってきてテコにしたり、
石をタイヤに挟んだり、
できる限りのことをしてみたけれどびくともしない、、、

それもそのはず、
車のしたが地面にくっついていて亀状態だったのだ。

さて困った。

というのも、深い山の中、
ああだこうだやっていたらすでに周りは真っ暗だったから。

どうするべ。

「山下って、カズさんの車をとりに行ってきます!」
友人は途中の駐車場に置いた僕の車を取りに行って、
牽引しようと考えた。

それにしても、どんだけ時間かかるんだ。
山をだいぶ入ってきたぞ。

仕方あるまい。
僕は残り、彼はかけていった。
足袋で。

さて、一人山の奥深くに残された。

最初はそのテンションから、
待っている間キノコでも探してるよと言ってみたものの、
10分も暗い山の中を歩いていると、
ふと、クマのことや、遭難のことや、
死体とか発見しちゃわないかなとか、
いろいろ妄想が膨らみ、
僕の足袋もぬかるみで濡れていて寒さが増してきたので、
背に腹は代えられぬと少し傾いた車の中で待つことにした。

長い。
一分、一秒が時計の切れそうな電池が如く伸びていた。

そうだ、万が一のことを考えて、ヘッドライト着けっぱなしはもったいないぞ。
ヘッドライトのスイッチを消した瞬間、
ものすごい静寂にギュッと抱きしめられた。
目を開けているのに何も見えない。
その代わり、深い山の圧力みたいなものが耳を鼓膜をグッと押してくる。

何やってんだ俺?

この疑問が出るときは、
何かしらの出来事に巻き込まれている時だ。

電話も通じたけれど、
これも電池の心配から、むやみに使えず。

重い静寂。

一時間くらいして、
ハアハアゼーゼー言っている友人から電話がかかってきた。
「カズさん、レッカーを頼みました。会員だから無料で頼めます」

こんな山奥にまで来てくれるのだろうか?
でもサービスはサービスだよな。

受けたほうはババ引いたな、、、

こちらはすでに人恋しく、
もう何でもいい、レッカーのプロだったら間違いないと、
ホッとしていた。

早く来ないかな~

それから一時間くらいたって、
木々の間からライトの光が動いているのが見えた。

ようやく来たか~
これで助かる。

よし。

あれ?

近くに来ているはずだけれど、なかなかこっちに来ない。
どうしたんだろう?

車を出て、歩いてもと来た道を戻ってみた。

ぎゅるるるるるる~~~!

なんと、応援に来てくれたレッカー車が崖から落ちそうになっているじゃないか!!!

タイヤは空転し、回せば回すほどに崖のほうへ滑っていく!
危ない!

クレーンやら、何やらたくさん積んだトラックだから、
自重で深みにはまっていく。

プロなれどどうにもならなかった。

これ以上は危険だと自力脱出をあきらめた。

ミッドナイト

深い山の中。

大人三人。

二台の崖に落ちそうになっている車。

この興奮を絶体絶命を誰が想像できよう。
遠くの遠くに街の光が見える。

どうする?

そもそもレッカー車は重すぎて普通の車では引き上げることは不可能だ。

「わかりました、うちの重機を持ってきます」
友人は自分ちのユンボをとりに、また下山した。

それから小一時間が立ち、
重機をトラックに載せて友人がやってきた。

レッカー車の応援のジープも来た。

重機にワイヤーをつけ、レッカー車をまずは引き上げる。

しかし、引っ張り上げようとすればするほど、崖のほうに傾く。
レッカー車に運転手は乗ったまま。
危ない、絶対危ない!

タイヤを回し、重機で引き揚げ、
引けば引くほど、ヌルヌル落ちていく。

もうだめだ、もうだめだ。

ミッドナイト

深い山の中。

誰もいない、4人だけ。

みんな終わったと思った。

そのとき、一本の木が斜面へ滑るのを止めてくれた。
この木をきっかけにして重機の角度を変え、慎重に慎重を重ねながら、
何とか脱出することができた!!!

もう、みんな心の中でハイタッチだった。
手にじと~っとした汗をかき、胸の鼓動が耳に響いてた。

宿題はまだだ。

肝心の友人の車を引き揚げなくてはならない。

もうレッカー車は入れないから応援のジープと、
重機で前後に挟んで出すことに。

重機が友人
ジープの人、指示を出すプロ。
さて、僕の出番は?

友人の車のハンドル操縦。

あ!

一番嫌な役が回ってきてしまった。

レッカー車の惨状を目の当たりにした後だったから、
できれば周りで眺めていたかったのに、
消去法的に僕にお鉢が回ってきた。

プロの指示を聞きながら、
重機が引っ張り、ハンドルを切り、
ジープのウインチで様々な角度から引っ張り上げられて、
何とか、元のぬかるみの手前まで脱出。

午前一時。

脱力。

死と隣り合わせの危機を乗り越えた時の力抜けよう、
半端ない。

ミッドナイト

深い山の中

男四人

泥だらけ。

もう、キノコどころじゃない。

帰ろう。

今年のアタックは、
ただただ、濃く熱い物語が狩れただけだった。

翌日友人が家に尋ねに来てくれた。

「ホント、ごめんなさい。
これどうぞ」

近くの販売所で見つけた大きな松茸を持ってきてくれた。

いいのに。

DSC_1811.jpg

足元を見た
足袋で何山も走ったせいか、足を引きずっていた。

おわり
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